住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2025.03.02

浴室のひび割れ補修の方法と費用相場・業者依頼のポイント

お風呂の浴槽にひび割れを発見したら、不安になりますよね。
放置すると水漏れやカビ、さらには住宅構造への被害につながる可能性もあります。
今回は、浴槽のひび割れの原因から、適切な補修方法、費用、業者への依頼方法までを分かりやすくご紹介します。

小さなひび割れでも、放置せずに早めの対処を検討しましょう。
適切な対応で、安心安全な浴室環境を取り戻しましょう。

浴室のひび割れ原因と種類

経年劣化によるひび割れ

長年の使用による浴槽の劣化が原因です。
特にFRPや人工大理石製の浴槽は、長期間の使用によって細かいひび(ヘアークラック)が入ることがあります。
これは、水圧や温度変化、入浴時の摩擦などが積み重なった結果です。

ヘアークラックは目視では分かりにくく、放置すると徐々に拡大し、深刻な状態になる可能性があります。
寿命は約10~30年とされていますが、使用頻度やメンテナンス状況によっても大きく異なります。

衝撃によるひび割れ

重いものを落としたり、浴槽にぶつけたりするなど、強い衝撃が加わるとひび割れが発生します。
特に、子供がいる家庭では、遊び中の事故でひび割れが発生するケースも少なくありません。
携帯電話などを落としてしまうケースも増加傾向にあります。
衝撃によるひび割れは、場所や大きさによって修理方法が異なります。

施工不良や材料の欠陥によるひび割れ

浴槽の製造過程におけるミスや、施工時の不備が原因でひび割れが発生する場合もあります。
材料の欠陥や、適切な設置が行われなかった場合などです。
このような場合は、メーカーや施工業者に相談することで、保証が適用される可能性があります。

洗剤や薬品によるひび割れ

研磨剤入りの洗剤や、酸性・アルカリ性の強い洗剤を使用すると、浴槽のコーティングが剥がれ、ひび割れの原因となることがあります。
適切な洗剤を選び、使用方法を守って掃除することが大切です。

浴室割れ補修の実際と費用

軽微なひび割れの補修方法

小さなひび割れであれば、アルミパテや専用の補修材を使ってDIYで補修できる可能性があります。
しかし、完全に修復できない場合や、再発するリスクがあるため、仕上がりの美しさや耐久性を求める場合はプロに依頼することをお勧めします。

深刻なひび割れの補修方法

大きなひび割れや、浴槽の底面に亀裂が入っている場合は、ライニング補修や浴槽の交換が必要となる場合があります。
ライニング補修は、浴槽の内側に樹脂シートを張り付ける方法で、比較的費用を抑えられますが、浴槽の素材やひび割れの状態によっては交換が必要となるケースもあります。

浴室全体のリフォームを検討する場合

ひび割れが複数箇所にある場合や、浴槽自体が古くなっている場合は、浴室全体のリフォームを検討するのも良いでしょう。
リフォームは高額となりますが、新しい浴槽と設備を導入することで、快適な浴室環境を実現できます。

補修費用相場

補修費用は、ひび割れの大きさ、場所、浴槽の種類、使用する材料などによって大きく異なります。
軽微なひび割れの補修であれば数万円から、ライニング補修や交換になると数十万円から数百万円かかることもあります。
業者に見積もりを依頼し、検討することが重要です。

まとめ

浴槽のひび割れは、経年劣化、衝撃、施工不良、洗剤などさまざまな原因で発生します。
費用は、補修方法や浴槽の種類によって大きく異なりますので、業者に見積もりを依頼して検討することをおすすめします。
早めの対処で、安全で快適な浴室環境を保ちましょう。
小さなひび割れも放置せずに、適切な対応を検討することが大切です。

当社は住宅に関するさまざまな補修サービスを提供しています。
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