床の隙間が気になる方へ！フローリングの隙間の原因とDIY修復テクニックをご紹介！

フローリングの床は、我々の生活空間において不可欠な要素です。
多くの人が、日々歩くその床に、自然の温もりや安心感を求めていることでしょう。
本記事では、フローリングの隙間が生じる理由とその修復方法を解説します。
ご自宅のメンテナンスに興味がある方、DIYに取り組みたい方には特におすすめの内容です。

□床に隙間ができる理由

フローリングの隙間が生じる主要な原因は、木材の伸縮です。
木材は湿度に応じて伸縮する性質を持っており、これが隙間の直接的な原因となります。
特に、日本のように四季があり湿度変動が大きい地域では、フローリングの隙間が顕著に現れやすいのです。

1:伸縮性の異なるフローリング材

無垢フローリングは天然木をそのまま使用しており、伸縮性が高いです。
対して、複合フローリングは伸縮性が抑えられています。
この違いにより、隙間の出方にも差があります。

2:温度と湿度の影響

季節の変化や床暖房、ホットカーペットの使用なども、フローリングの隙間に影響します。
暖房器具の使用は特に無垢フローリングに大きな隙間を生じさせることがあります。

3:施工時の状況

フローリングの施工方法も、隙間の発生に影響します。
例えば、無垢フローリングは施工時に意図的に隙間を設けることが多いのです。

□DIYでフローリングの隙間を修復する方法

DIYでフローリングの隙間を修復する方法は、フローリングのタイプによって異なります。
ここでは、複合フローリングと無垢フローリングのそれぞれについて、具体的な修復方法を解説します。

1:複合(合板)フローリングの修復方法

複合フローリングの隙間修復には、パテやコーキング材が適しています。
まずは隙間の周囲にマスキングテープを貼って、周辺のフローリングを保護します。
次に、パテやコーキング材を少量ずつ充填していきます。
この際、製品によって固まる時間が異なるため、注意深く作業を行うことが大切です。

充填後、マスキングテープを取り除き、盛り上がった部分をスクレーパーで平らにします。
最後に、着色ペンや塗料でフローリングの色に合わせて修正し、ワックスで仕上げを行います。

2:無垢フローリングの修復方法

無垢フローリングの隙間修復には、埋木(うめき)が最適です。
パテやコーキング材は無垢材の伸縮に対応できないため、埋木を使って隙間を埋めます。

まず、修復するフローリングと同じ樹種の木材を用意し、カッターやノミを使って細かく加工します。
隙間に合わせて木材を埋め込み、隙間が目立たなくなるまで調整します。
作業中は、ノコギリの使用を避け、切断面が荒れないように注意しましょう。
最後に、周囲のフローリングと同じ色で塗装し、自然に馴染むように仕上げたら完了です。