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住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2024.05.14
フローリングの重ね張りで良い?メリットとデメリットを紹介します!
目次
住まいは生活の基盤であり、その質は日々の快適さに直結します。
実用性と快適性を両立させたい願いは、多くの人にとって共通の思いでしょう。
この記事では、効率的でコストパフォーマンスに優れたフローリングの重ね張りについて解説します。
新たな暮らしを求めている方、今の空間に何かを加えたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
□フローリングの重ね張りで得られるメリットとデメリットとは?
フローリングの重ね張り、または上張りとは、既存のフローリングの上に新しいフローリング材を重ねて施工する方法です。
近年、この方法はリフォーム業界で人気がありますが、その理由としてはいくつかのメリットが挙げられます。
1:工事期間の短縮と低コスト
重ね張りは既存のフローリングを撤去せずに施工できるため、工事期間が短くて済みます。
また、廃材が少ないため処分費用がかからず、全体のリフォーム費用を抑えられます。
2:防音・断熱効果の向上
二重のフローリング層が生まれるため、防音効果が期待できます。
また、断熱性も向上し、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現できます。
3:床暖房対応可能
重ね張り専用のフローリング材には、床暖房に対応したものもあります。
これにより、床暖房の利点を保持しながらリフォームが可能です。
一方で、デメリットも存在します。
1:高さの問題
重ね張りをすると床の高さが上がります。
これにより、ドアの開閉に影響が出る可能性や、部屋の高さのバランスが変わることがあります。
2:下地の問題が解決しない
既存のフローリングを撤去しないため、下地の状態を詳細にチェックできません。
それゆえ、腐食やシロアリの被害がある場合でも、それをそのままにすることになるのです。
3:施工できる条件の制限
フローリング以外の床材、例えばカーペットや畳の上には重ね張りを施工できないことが多いです。
□重ね張りフローリングの種類
*塩ビ系フローリングシート
柔軟性と耐水性が特徴で、キッチンやバスルームなどの水回りにも適しています。
メンテナンスが容易で、さまざまなデザインが利用可能です。
*MDF材系フローリング
木材を繊維状にして固めた後、表面に天然木の薄板や樹脂フィルムを貼った材料です。
本物の木に近い質感が得られますが、湿気には弱いです。
*WPB系フローリング
木質とプラスチックを組み合わせた素材で、薄くて強度があり、水回りにも使用できます。
しかし、床が平坦でない場合は施工が難しいです。
□まとめ
フローリングの重ね張りは、リフォームにおいて効率的で経済的な選択肢として注目されています。
しかし、そのメリットを最大限に受けるためには、デメリットや種類ごとの特性を理解し、自宅に最適な材料を選ぶことが重要です。
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