住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2024.08.10

お風呂が寒い原因と危険性、快適な浴室にする方法をご紹介!

□お風呂が寒い原因と危険性

1: お風呂が寒い主な理由

お風呂が寒く感じる主な理由は、以下の通りです。

・断熱性の低さ
浴室の断熱性が低いため、外部の冷気が入りやすくなっています。

・冷えやすい素材
床や壁が冷えやすい素材でできているため、温まりにくいのです。

・窓の影響
窓があると、外の冷気が直接浴室に入り込みやすくなります。

外の冷たい空気がまず浴室の床や壁を冷やし、その冷えた床や壁が浴室内の空気を冷やします。
そこに人が入ると、ヒヤッとした寒さを感じるのです。

2: ヒートショックのリスク

お湯に入ればすぐに体は暖まるかもしれませんが、寒い状態から湯船に浸かるとヒートショックのリスクがあります。

ヒートショックとは、急な温度変化で血圧が急上昇・急下降することにより、身体に害を及ぼす現象のことです。

暖かい部屋から寒いお風呂へ移動すると、血管が収縮して血圧が上昇します。
その状態で温かい湯に入ると、血管が急に広がって血圧が下がり、短時間で心臓に大きなストレスがかかります。

この急な変化により、めまいや立ちくらみが生じ、場合によっては心筋梗塞などの深刻な健康問題につながることもあります。

ヒートショックは若い人にも起こることがありますが、特に高齢者や心臓疾患を持っている方は注意が必要です。

□快適な浴室にする方法

1: 在来浴室を暖かくする

かつて主流だった在来工法の浴室は、部屋と同じように周囲が防水加工された造りになっています。
しかし、経年劣化により防水機能が低下すると、寒さを感じるだけでなく水漏れのリスクも高まります。
以下は在来浴室を暖かくするメリットです。

・どんな浴室サイズにも対応可能である
・窓の位置を変更できる
・床材や壁材に木材や石など高級素材を使用可能
・多様な形状の浴槽を取り入れられる

デザイン性を重視する方や、特異な形状の浴室を持つ方におすすめです。

2: ユニットバスへの変更

ユニットバスは、床・壁・浴槽・天井・ドアが一体となっており、現場で組み立てる浴室です。
ユニットバスの特徴は以下の通りです。

・保温性が高い
・工期が短い
・掃除がしやすい

機能性を重視する方や、お年寄りの方、保温性を重視する方におすすめです。

*失敗しないポイント

寒い浴室は工夫次第で暖かくすることも可能ですが、根本的な解決には断熱リフォームが必要です。
浴室全体をリフォームする方法もあれば、部分的なリペアで対処する方法もあります。

古く劣化した浴室は全体的なリフォームをおすすめしますが、劣化が少ない場合や費用を抑えたい場合は、部分的なリペアが良いでしょう。

□まとめ

お風呂が寒く感じる主な理由は、断熱性の低さ、冷えやすい素材、窓の影響が挙げられます。

鳥取県・島根県でより快適な家づくりをしたいとお考えの方は、リペアサービスによってリフォーム未満の低コストで住宅建材の価値再生を実現している当社にぜひ一度ご相談ください。