住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2024.08.04

クロスにカビが発生!原因と壁材別の掃除方法・予防策を解説

賃貸住宅に住んでいるけど、掃除は好きなのに、クロスにカビが生えてしまって困っている方へ。
「一体どうしてカビが生えてしまうの。」
「カビを落とすにはどうすればいいの。」
「もう二度とかびないようにするにはどうすればいいの。」

そんな悩みをお持ちではありませんか。

この記事では、クロスにカビが生える原因から、壁材別の掃除方法、そして予防策まで、わかりやすく解説していきます。
賃貸住宅でも安心してカビ問題に対処できるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

□クロスにカビが生える原因

クロスにカビが生える主な原因は、ズバリ湿気です。
湿気が溜まりやすい場所では、カビが繁殖しやすい環境が作られてしまうのです。
では、具体的にどのような原因が考えられるのでしょうか。

1:日当たりの悪さ

日当たりの悪い部屋は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境と言えます。
特に、隣家との距離が近い、樹木や障害物がすぐ隣にあるといった場合は、風通しも悪くなり、湿気が溜まりやすくなります。

2:換気不足

換気を十分に行わないと、部屋の中に湿気が溜まってしまい、カビが発生しやすくなります。
特に、トイレや浴室などの水回りや寝室は湿度が高くなりやすいので、こまめな換気を心がけましょう。

3:結露

窓や壁に水滴がつく結露は、空気中の水分が急激に冷やされて発生するため、室温と外気温の差が大きい冬場に発生しやすいです。
結露が発生すると、壁紙が濡れてカビが生えやすい状態になってしまいます。

4:雨漏り・漏水

天井付近にカビが生えている場合は、雨漏りが原因となっている可能性があります。
また、雨漏りよりも気づきにくいのが、配管の破損による漏水です。
天井裏や押し入れの中など、見えにくい場所が水浸しになっていることもありますので、注意が必要です。

5:誤った掃除

壁を水拭きした後に乾拭きをしないと、水気が残ってしまい、カビの繁殖を助長してしまう可能性があります。
特に、湿度の高い梅雨や夏場は、水分が蒸発しにくいため、念入りに乾拭きをするようにしましょう。

□壁材別のカビ掃除方法

クロスにカビが生えてしまった場合、壁材の種類によって適切な掃除方法が異なります。
ここでは、一般的な壁紙の種類別に、カビの掃除方法を解説していきます。

1:水を弾く壁紙

まずは、壁紙に少しだけ水をつけて、水を弾くかどうかを確認しましょう。
水を弾く壁紙は、吸水性が高くないため、中性洗剤を使って掃除することができます。
かたく絞った雑巾でカビを落とし、その後洗剤を塗り込んで丁寧に掃除しましょう。
最後に、洗剤や水気が残らないように、しっかりと乾拭きすることが重要です。

2:水を吸収する壁紙

布クロスや紙クロスなど、水を吸収しやすい壁紙は、摩擦やダメージに弱いため、洗剤や漂白剤を使った掃除は控えましょう。
かたく絞った雑巾でカビを拭き取り、落ちない場合は歯ブラシなどで優しくこすり落とすのがおすすめです。
布クロスや紙クロスに使えるカビ掃除洗剤も販売されていますが、使用する際は、必ず使用方法をよく読んでから、目立たない場所で色落ちなどを確認してから使用してください。

3:塗り壁

土壁や砂壁など、天然素材を使用した塗り壁は、吸放湿性に優れており、一般的なクロスよりもカビが発生しにくいと言われています。
しかし、万が一カビが生えてしまった場合は、水を吸収しやすく、こするとボロボロ崩れてしまうため、注意が必要です。
基本的には、水を吸収する壁紙と同じように、かたく絞った雑巾で優しく拭き取ります。
ただし、塗り壁の掃除は難しいので、不安な場合は、専門会社に相談することをおすすめします。

4:木材の壁

木材も塗り壁と同じように、水を吸収しやすく、やわらかい素材のため、カビが奥深くまで入り込みやすい性質を持っています。
そのため、放置するとカビ取りが難しくなってしまいます。
表面のカビであれば、アルコールを含ませた雑巾で拭き取ることができます。
カビはアルコールに弱く、アルコールはすぐに蒸発するため、木材の壁に最適です。
ただし、カビ取り剤を使用すると木材が傷む可能性があるため、使用は控えましょう。

□まとめ

クロスにカビが生える原因は湿気であり、日当たりの悪さ、換気不足、結露、雨漏り・漏水、誤った掃除などが考えられます。
カビを落とす方法は、壁材の種類によって異なります。
水を弾く壁紙は中性洗剤で、水を吸収する壁紙は水拭きと歯ブラシで、塗り壁は専門会社に相談することをおすすめします。
木材の壁はアルコールを含ませた雑巾で拭き取ることができます。
カビを予防するためには、換気をこまめに行い、湿気を溜めないようにすることが重要です。
また、壁と家具の間のスペースを空けたり、加湿しすぎないようにしたり、結露対策をすることも効果的です。
クロスにカビが生えてしまった場合は、適切な掃除方法で対応し、予防策を講じることで、快適な住環境を保ちましょう。

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